想
桜の里の玄関を入ってすぐの正面。透明のブース内にある、桜の里在宅介護支援センター。
ご自宅で生活されている高齢者の方や、そのご家族さまの身近な相談窓口です。
わたしたちは、まず最初に、ご本人さまとご家族さまの想いに耳を傾けます。心の奥にある本音の部分まで自らお伝えいただけるよう、じっくりお話をお聴きします。
時には、ご本人さまとご家族さま双方のお気持ちにズレが生じてしまうことがあります。担当医師やサービス事業所などとの方向性の違いが表れることも。
ケアマネージャーは、『介護の司令塔』などと例えられることがあります。でも、わたしたちが自ら目指す姿は、そんな偉そうなものではありません。
ある時は関わる人それぞれの想いに寄り添い、気持ちを汲み取り伝える『心の翻訳家』。生じた想いのズレから逃げず、向き合い関わる人全体の足並みを揃える『指揮者』。長年培った情報と人脈を活かし、ご本人さまにとって最善の選択を導き出す『コーディネーター』。そして、それぞれの想いのヨリドコロである『港』のような存在でありたいと思っています。
介護に関する疑問やお困りの点など、どんな小さなことでも、どうぞわたしたちにお聴かせください。
心の扉を大きく開けてお持ちしております。
ご本人さま
ご家族さま
ご自宅を訪問し、ご本人さま・ご家族さまの想いにじっくりと耳を傾けお話をお伺いします。
伺ったお話と要介護認定をもとに、利用者さまが介護保険制度を利用して、どんなサービスをどのくらい利用したらよいのか考え、ケアプランを作成します。
今後の具体的なスケジュールをご提案・ご説明します。
サービス事業所とケアカンファレンスを行い、サービス内容について検討・修正し、より質の高いケアプランへの調整を行います。
サービスが始まったら、ケアプラン通りに行われているかをチェックし、利用者さまの身体的・精神的状況の変化や生活環境の変化を把握して、必要な場合は柔軟にケアプランの見直しを行います。最低でも、月に一度は利用者さま宅に伺います。
お電話でお問い合わせいただいたり、既に施設を利用されている利用者さまや行政からのご紹介でご縁が始まります。
引きこもりで笑顔が見られなかった利用者さまが、サービスを利用されるようになって表情が明るくなられたり、「おかげさまで」「ありがとう」とお声がけいただくことが、とても励みになっています。
ケアマネージャー 竹内しのぶ
わたしたちケアマネージャーは、時には制度上にない内容や倫理的に判断が難しい内容のご相談をお受けすることがあります。正直、ご本人さまとご家族さまにとって何が正しい選択なのか、自分たちはどうあるべきなのか、立ち止まって悩むことも多くあり、その都度できる限りの対応をさせていただいています。
型にはまらない対応、そんな人間くささが桜の里在宅介護支援センターらしさだと、誇りに思っています。
ケアマネージャー 堤 美智子